フラットニットファスナーの付け方(ミシンでのファスナーの縫い付け方)- ジッパー・チャックの付け方

今回は、ファスナーの基本的な付け方(チャック・ジッパーの付け方)を解説します。ミシンでのファスナーの縫い付け方です。使うのは、樹脂製のフラットニットファスナーです。このファスナーは、ハサミで切れるので、長さ調節も簡単。初心者の方でも付けやすいファスナーだと思います。

フラットニットファスナーの付け方(ミシンでのファスナーの付け方)

ファスナーの長さを短くする(ファスナー・チャック・ジッパーの長さ調節)

1. 20cmのフラットニットファスナーを例にして、ファスナーの長さ調節を説明します。

フラットニットファスナー(初心者でも付けやすいファスナー・チャック)

2. まず、ファスナーの好きなところに印をつけます。今回は、20cmのファスナーを16cmに縮めるので、ファスナーの上止めから16cmのところに印をつけます。

ファスナー(チャック)の上止めから16cmのところに印をつける

3. ファスナーの両端を約1.5cm残して、余分なファスナーテープを切り落とします。

ファスナーを短くカット(余分なファスナーテープを切り落とす)

布にファスナー(チャック・ジッパー)を付ける:(ファスナーの縫い付け方)

1. ファスナーにつける生地は、表地・裏地ともに長さ19cmのものを用意します。

ファスナーをつける生地(表地と裏地)

2. まず、表地側になる布とファスナーを中表で縫い合わせます。

表地とファスナーを縫い合わせる

3. ファスナー押さえの端を、ファスナーのエレメントに沿わせるようにすれば、まっすぐに縫えます。まち針を使って、ファスナーがズレないようにしておくと、きれいに縫えます。

ファスナー(チャック・ジッパー)を縫い付ける位置

4. 縫い付け位置の目安としては、ファスナーテープの端から約5mmのところを縫うようにすると良いです。

ファスナーテープの端から約5mmのところを縫う

5. 次は、ファスナーが付いた表地と、裏地を中表で重ね、縫い合わせます。縫う時は、表地側を上にします。

ファスナーがついた表地と、裏地を重ねて縫う

6. できれば、最初に縫った線のほんの少し内側を縫うようにすると良いです。(そうしておくと、縫った跡が表に出ない。)

縫う位置

7. 生地を折り返してアイロンをあて、縁にステッチを入れます。

アイロンをあてる
ステッチを入れる

8. ファスナーのもう片側も同様に仕立てて、完成です。ファスナー(チャック・ジッパー)の付け方は、文章だと説明しにくいですが、実際にやってみれば、思ったほど難しくないはずです。是非やってみて下さい。

布にファスナー(チャック・ジッパー)をつけることができました

動画版はこちら。

フラットニットファスナーの付け方(ミシンでのファスナーの縫い付け方)- ジッパー・チャックの付け方 – YouTube

小物作りに使えるソーイングテクニックのまとめ

メタルファスナーの付け方

ペタンコポーチ(マチ無しのフラットタイプ)を例に説明します。

接着芯の貼り方

生地にハリを持たせる接着芯。アイロンでの貼り方を解説します。

アイロン定規の作り方

生地に折り目を付けるのに使います。アイロンの熱にも耐えるよう、厚紙で作ります。

ファスナーの端の処理(始末)

メタルファスナーの場合は、ファスナーテープに厚みがあるので、端を始末するのがオススメです。ポーチなどが作りやすくなります。

ファスナー端にタブをつける

ファスナーの端を外に出す時の始末の仕方です。ファスナー付きのトートバッグや、ワイヤーポーチを作る時に役立ちます。