ワークキャップの作り方(子供用)

今日の手作り作品は、『子供用のワークキャップ』です。男の子用に作ったワークキャップだったので、ブルー系の生地を使いました。生地を変えて、女の子用のワークキャップを作っても可愛いと思います。すぐ作れるように、ダウンロード可能な型紙(pdf形式)も用意しています。

ワークキャップの作り方

材料

表地用のトップクラウンは直径18.5cm。(縫い代込み、裏に接着芯を貼る。)

表地側のトップクラウン
接着芯を貼る

接着芯を貼ると、生地にハリが出て、帽子が型崩れしにくくなります。

裏地用のトップクラウンも直径18.5cm。(縫い代込み。)

裏地側のトップクラウン

表地用のサイドクラウンは8cm×53.5cm。(縫い代込み、裏に接着芯を貼る。)

表地側のサイドクラウン

表地用のバンド布は5.5cm×53.5cm。(縫い代込み、裏に接着芯を貼る。)

表地側のバンド生地

裏地用のサイドクラウンは11cm×53.5cm。(縫い代込み。)

裏地側のサイドクラウン

ブリム(帽子のつばの部分)用の生地を2枚。(縫い代込み。)

ブリム用の生地

つばの形を保持するためのブリム芯(ポリ芯、つば芯ともいう)を1枚。これはブリムの生地を縫い合わせた後、中に入れるので、「裁ちきり」です。(裁ちきり=縫い代不要という意味。)

つば用のポリ芯(つば芯)

約2.5cm×53.5cmのサイズテープを1本。サイズテープは、手芸屋さんに行くと帽子用のものが売っているので、それを使うのがオススメです。

帽子用のサイズテープ

今回作るワークキャップの型紙はこちら。

ワークキャップの型紙

表地用のクラウンを作る

1. 表地用のサイドクラウンとバンド布を中表で縫います。(中表とは、布の表側同士を合わせて重ねること。)

表地側のサイドクラウンとバンド用の生地を縫い合わせる

2. 縫い代をバンド側に倒し、ステッチを入れます。

ステッチを入れる

3. 中表で半分に折り、縫い合わせます。

半分に折る
縫い合わせる

4. 縫い代を割って、ステッチを入れます。

縫い代を割って、ステッチを入れる

5. 表地用のサイドクラウンとトップクラウンを中表で縫い合わせます。(アイロン両面接着テープを使うのがオススメです。テープで仮止めしておくと、縫う時にズレにくくなります。)

サイドクラウンとトップクラウンを縫い合わせる

裏地用のクラウンを作る

1. 裏地用のサイドクラウンを中表で半分に折り、縫い合わせます。

裏地側のサイドクラウンを半分に折る
縫い合わせる

2. 縫い代を割ります。

縫い代を割る

3. 裏地用のサイドクラウンとトップクラウンを中表で縫い合わせます。(アイロン両面接着テープを使うのがオススメです。テープで仮止めしておくと、縫う時にズレにくくなります。)

裏地側のサイドクラウンとトップクラウンを縫い合わせる

ブリムを作る

1. ブリム用の布を中表で縫い合わせます。

ブリム用の生地を縫い合わせる

2. 縫い代に切り込みを入れ、表に返します。

縫い代に切り込みを入れ、表に返す

3. ポリ芯を入れ、縁にステッチを入れます。

ポリ芯(つば芯)を入れる
周囲にステッチを入れる

ワークキャップに仕立てる

1. 表地用のクラウンと、裏地用のクラウンを外表に重ね、縫い合わせます。(外表とは、布の表側を外にした状態で、布同士を重ね合わせること。)

表地と裏地のクラウンを縫い合わせる

2. クラウンとブリムを中表で縫い合わせます。今回は、ここが一番の難所です。「しつけ縫い」を細かくしても、普通の家庭用ミシンだとかなり縫いにくく、型崩れするかもしれません。それも、まあ、「手作りならではの味かな」と、私は思うことにしてます。

クラウンとブリムを縫い合わせる

3. 帽子のかぶり口にサイズテープをつけます。ここも、ブリムの縁を縫うことになるので、結構縫いにくいと思います。しつけ縫いをしっかりして、縫いズレを最小限に抑えるようにしましょう。

サイズテープを縫い付ける

4. サイズテープを帽子の内側へ折り、かぶり口にステッチを入れます。これでワークキャップ(子供用)完成です。

帽子のかぶり口にステッチを入れる
ワークキャップ完成

この作品の動画版はこちら。

ワークキャップの作り方(子供用) – YouTube